日本異端・カルト対策キリスト者協議会

(Japan Evangelical Coalition Against cults)

カルトへの注意喚起

カルト的集団の特徴として

カルト的集団は、自分たちの組織(集団・教祖)の教え、主張のみが正しいと信じ、やがて生活と行動の多くがその組織や集団の影響を強く受けるようになります。
信じている状態では、自分たちは信じることによって救われているのだと考え、他の人々を救済するために教えを広めなければいけないと考えています。
また信じないようになることにより破滅的な状態になる、というような恐怖感を与えられている場合もあります。

ではなぜこのようなカルト的集団に多くの人が入信するのでしょうか。

それは、とても魅力があるからです。

1.人間関係が魅力的です

 カルト信者の多くはとても真面目で熱心です。社会的に成功している者も少なくなく、信念と確信を持って行動しています。様々な挫折体験を持つ者も多いですが、カルトを信じることにより立ち直り、現在はとても幸福であると主張しています。そのような人たちと知り合い、囲まれていることに喜びを感じます。

2.様々な欲求を満たしてくれます

人の持つ欲求は様々にありますが、カルト的集団では、金銭などの物欲ではなく無意識に求めている様々な欲求、例えば、精神的な安定や幸福感、承認欲求や友人との親密な関係、共感性や自己肯定感、生きる目的や絶対的な価値観、依存対象などを得ることができます。また、日常生活では得られない信頼できる仲間との親密な交流なども持つことができます。

勧誘されたときにはどうすれば良いのでしょか

まずしなければいけない事は、その集団以外の人の話を聞くことです。「ちゃんと理解してからでないと他の人に話をしてはいけません」と言われるのは危険な勧誘の常套手段です。「チャンスの神さまには前髪しかない」、「今あなたの転換期です」など、その場で決断を迫られることもよくあります。カルト集団の多くは正しいから信じているのではなく、信じているから正しいと思い込んでいます。真理、絶対などの主張が多い集団も注意が必要です。
勧誘に熱心な集団、よく話を聞いて、自分のことを受け入れ、共感し、肯定してくれる場合、勧誘の意図を隠している場合があります。末端の勧誘員は救済行為と信じていますので勧誘には熱心です。

  • いつごろ勧誘されることが多いですか。

勧誘は1年中行われています。しかし、卒業や入学シーズンは非常に活発になる時期です。

  • 勧誘はどのように行われているのですか。

新型コロナウイルス感染症の拡大が勧誘にも影響して、今はSNSでハッシュタグ#を用いた非対面の勧誘が顕著になってきています。
 例えば、東京大学は2020年4月13日に「SNS上でも「怪しい声がけ」に注意!」(注1)と題した告知を新入生や在学生向けに公表しました。近年、怪しい団体の活動はSNSなどに幅を広げつつあり、その勧誘活動もSNS上に軸足を移していく可能性があること、危険な団体がハッシュタグ「#春から東大」をぶら下げて情報発信している恐れがあり、RTやシェアなどで知らないうちにその情報を拡散してしまうリスクに気をつけるように注意喚起を行っています。
注1 https://www.c.u-tokyo.ac.jp/campuslife/news/attention/20200413200000.html

おしらせ

緊急異端対策セミナー開催のお知らせ

日時2024年5月10日(金)10時~16時

(午前:摂理被害家族の証言、午後:異端対策セミナー)
場所お茶の水クリスチャンセンター901号室

(東京都千代田区神田駿河台2-1)

講師陳用植牧師
大韓イエス教長老会(合同)常緑教会牧師
韓国キリスト教異端相談所協会会長
2019年以来5年ぶりに、異端に陥った約2500人の人達を救出した韓国異端のエキスパート、陳用植(チン・ヨンシク)牧師を特別講師としてお迎えする事になりました。
この間、韓国キリスト教異端においても様々なことがありました。韓国異端のホットな情報をお話ししていただきますので、ぜひ、ご参加下さい。

キリスト教福音宣教会(摂理)に奪われた2人の娘の帰りを願って戦ってきたご両親の証言

完全事前登録制(お申込み方法)
5月7日(火)までに【必要事項】をご記入の上、E-mailでお申込みください。
メールのタイトルに「異端対策セミナー参加申込み」とご記入下さい。

会費対面参加3,000円、ZOOM参加2,000円
参加費は対面参加者は当日、ZOOM参加者は5月7日(火)までに納付して下さい。納付先は登録した方にお知らせします。

必要に応じて所属教会、団体に確認のお電話をさせて頂く場合がございます。予めご了承ください。

登録  0153vision@hanmail.net
【必要事項】団体名、教会名、氏名(役職・立場)、連絡先(メール・アドレス・電話番号)
*注意事項;異端グループによる妨害行為などに対応するため当日は異端・カルト関係者の参加はできません。

詳細は下記をご覧ください。